NYでフットサル♪

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11月11日はサッカーの日♪ 憧れのNYで久々にフットサルしてきたよ。嘘、芝浦埠頭で。

2011年2月22日火曜日

黒王杯~Copa devil Rey~ MATCH REVIEW (Pep Guardiola BOT)

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このレビューを書くに当たり、マラドーナ監督であればどのようにゲームを評するかを想像してみたのですが、それは不可能な話でした。なぜなら彼がシステムや戦術について語ったところを、少なくとも僕は見たことがないからです。サッカージャーナリストですら皆無なのではないでしょうか。なので今回のレビューはFCバルセロナのグアルディオラ監督になりきってお伝えしようと思います。このテキストの95%はグアルディオラ監督の言葉です。要するにパクリです。


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負けた試合にポジティブなものはない。だが我々はそこから学ばなければならない。そしてこれから行なうトレーニングの成果、取り組む姿勢や努力の結果を信じている。また、言い訳することができないほどの才能を持った選手たちがいるのだから、結果が出なければ、それは監督である私の責任以外の何物でもない。決して簡単な道ではなく大きな挑戦だが、それ以上のやりがいがあると信じている。




しかし、どんなに我々が素晴らしいチームであったとしても全てのゲームに勝つことは不可能だ。それは世界のどのリーグでも同じことが言える。そしてまたFC LAZY RABBIT TOKYOは、非常によく組織されているチームだった。その組織力や集中力は、これまで見たチームでナンバーワンかもしれない。守備においてのポジショニングやそこからのカウンターアタックなど、彼らの目指すサッカーは賞賛に値すると思う。




それでは試合を振り返ってみよう。

まず目に付くのが立ち上がりの悪さだ。1Legと3Legに至っては開始0分でゴールネットを揺らされている。これは是が非でも修正しなければならない。開始直後の失点は、その後のゲームプランが不利になる。実際、2Legはこの開始直後の時間帯を切り抜けた後には我々が先にゴールを奪えているのだ。私は攻撃的サッカーの信者である。ボールが相手のゴール近くにあればあるほど落ち着いていられる。しかし強固なディフェンスがあってこそ攻撃が生きるはずだ。逆に言えば、いい攻撃ができれば、必然的にそれがいいディフェンスにもなる。




そして我々はカウンターで3失点している。ボールを奪われることは仕方がないが、その奪われ方が問題だ。もしボールを保持した後のパスですぐにボールを奪われたり、単純なパス交換後に奪われたりしたら、相手に決定的なチャンスを造られる可能性が高くなる。選手間の距離が近すぎたり、全体が前がかりになる瞬間に奪われるのが一番の問題だ。




つまり我々の選手が密集しているところでボールを奪われた時点で、相手にはゴールを目指すのに雄大なスペースがそこに広がっているということである。さらに相手はそのスペースをドリブルでなくパスでつなぐ。攻撃時には味方同士のポジショニングにおいて三角形を維持しているのだ。2~3本のパスをつなげたあとにシュートを打つ。ドリブルはあまり多用しない。「パスより早いドリブルはない」ということを我々にレッスンしてくれた。




また選手交代についても私に大きなミスがあった。特に2Legの選手交代のタイミングを大きく見誤っていた。私の挑戦は、自分自身のサッカーに対する考え方を選手たちにどう伝えるかに尽きる。それができれば、ファンと選手は我々のやることに誇りを思うようになるはずだ。必ずうまくいくと信じている。




我々は今日よりも良いサッカーができる。できるというより、しなければならない。チームとして改善する点はまだまだある。サッカーで最も大切なのは、才能とそこに情熱があるかどうかだ。そして個人よりも、チームになれば強くなると、みんなが理解していることが最も重要なのである。そして明確なのは、楽しく笑顔が生まれる環境ほど、物事は成功しやすいということだ。我々はそういった環境を作り出そうとしている。




このチームの可能性を信じているし、それはいつまでも変わることはない。監督として、選手たちのトレーニングに取り組む姿勢を見ていると、そう感じざるを得ない。もし他人がこのチームに疑問を抱いたとしても、私の選手たちに対する信頼は不変だ。




このチームが結成された時、このチームにとって最も大切にしなければならないのは雰囲気だと悟った。チーム全体の士気、各選手の満足度、取り組む姿勢、スタイルへのこだわりなどが、見ているファンや対戦相手だけでなく我々自身にも伝わり、このチームに誇りを持ってもらえるようにしたい。この信念は絶対に曲げてはならないことだ。結果的にこれを追求して優勝できなかったとしても、チャンピオンになったチームを心から賞賛したい。

1 件のコメント:

  1. これを書いた方に裏「芥川賞」か、裏「直木賞」を贈りたい。

    なぜなら、ペップの言葉にはすべてクライフ愛が感じられるからだ。

    苦しんで勝つよりも、楽しんで負けるのも悪くない。
    いつか楽しんで勝てばいいのさ。

    そう、「パスより速いドリブルはない」事をLAZY RABBITさんから教わりました。フットサルってやっぱりパス回しながら穴をついてシュートする感覚は
    練習しないと実戦ではなかなかできないもんですね。

    あとはやっぱり走らないとダメだ。。。。。

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